食費の節約や時間の有効利用など、社員にとっても多くのメリットがある社員食堂。
ただ、社員食堂を導入しても、利用率がなかなか上がらずに悩んでいる企業も少なくありません。
多くの社員に利用してもらうには、社員食堂が苦手な理由を理解した上で、解決策を取り入れることが大切です。
この記事では、利用率アップを目指して、社員食堂が苦手な理由や苦手にならないように企業ができることについて、わかりやすく説明します。
社員食堂が苦手な要素を減らすことで得られる効果も解説するので、ぜひ参考にしてください。
目次
社員食堂が苦手な理由は?
社員食堂は、企業のイメージアップにもつながる食の福利厚生です。
ただ、社員食堂が苦手なことから、利用しない社員も少なくありません。
なぜ苦手なのか、その理由から見ていきましょう。
メニューがマンネリ化
社員食堂を利用しない理由のトップに上げられるのが、メニューのマンネリ化です。
魅力的なメニューがない、同じメニューで食べ飽きた、と感じている社員も少なくありません。
企業で働いている社員は、毎日のように社員食堂を利用しています。
メニューがマンネリ化していては、食べる楽しみも半減してしまうでしょう。
メニューの選択が少ない
社員食堂は、メニューが少ないという声も多く見られます。
ランチタイムには、何を食べようか選ぶのも、楽しみの1つです。
メニューの選択が少なければ、自分が好きな多くのメニューが選べるコンビニを利用してしまうのも無理はありません。
メニューのマンネリ化と合わせて、メニューの選択が少ない点も苦手な理由のトップに上がっています。
混んでいてリラックスできない
社員食堂は、ランチタイムの限られた時間帯に多くの社員が利用します。
どうしても混み合ってしまうため、リラックスできないところも理由の1つです。
企業によっては、混雑を緩和するためのシステムを導入しているところもあります。
しかし、コストもかかるため、すべての企業が実現できるわけではありません。
リラックスできないために、利用するのを避ける社員もいます。
栄養バランスが気になる
社員食堂は、栄養士が考えた栄養バランスが整った食事が摂れるところも、大きなメリットです。
しかし、カロリーなどの表示がされていないために、本当に身体に良い食事なのか、気になっている人も少なくありません。
最近では、ヘルシー志向の飲食店も多く、栄養成分を表示した食品をコンビニでも提供しています。
手軽でわかりやすいことからも、外食やコンビニ食を選んでしまうのかもしれません。
社員食堂が苦手にならないように企業ができることは
多くの人に社員食堂を利用してもらうには、苦手な理由が解決できる策を取り入れる必要があります。
社員食堂が苦手にならないように、企業ができることを紹介します。
メニューを充実させる
毎日利用する社員食堂では、提供するメニューを充実させて選択肢を増やすのが理想的です。
社員食堂で最も求められるのは、満足度の高いメニューです。
自分の好みや気分に合わせて選択できれば、美味しさにもつながり満足度も自然とアップします。
幅広いジャンルのメニューや日替わりメニューなど、飽きずに楽しめるメニューを取り入れましょう。
フェアなどを開催する
メニューのマンネリ化を防ぐには、季節やイベントに合わせたフェアなどを開催するのもおすすめです。
クリスマスやハロウィンなど、その時期しか食べられないフェアを開催すれば、自然と人が集まります。
その他、地域で人気のメニューや世界各地の料理などを取り入れるのも、新鮮味があって喜ばれます。
普段はなかなか食べることができないメニューが味わえれば、新しい発見にもなり、食の楽しみにもつながります。
カロリー表示やアレルギー表示をする
それぞれのメニューにカロリーやアレルギー表示をすると、栄養バランスが一目でわかります。
多くの企業が取り入れている健康経営の導入にもおすすめの、効果が実現しやすい施策です。
近年は、年代に関わらず、自分の健康状態に関心を持つ健康志向が高まっています。
また、アレルギー表示がされていれば、食物アレルギーを持っている人も安心です。
栄養バランスが良い食事や安心できる食事が摂れることを、多くの人が期待しています。
リラックス空間にする
ランチタイムは、仕事を離れてリラックスできる貴重な時間です。
社員食堂は、リラックスできる空間作りをする必要があります。
リラックスして食事が楽しめる空間にするには、明るくて開放的なのはもちろん、テーブルやイスの配置も大切です。
ゆったりとできる広々としたスペースを作ると、居心地のよい空間が生まれます。
快適な空間作りは、社員同士のコミュニケーションの場としても重要です。
社員食堂が苦手な要素を減らすことで得られる効果
社員食堂の苦手な要素を解決することで得られるのは、利用率のアップだけではありません。
企業が得られるさまざまな効果について、詳しく見ていきましょう。
社員食堂の利用率があがる
苦手な要素を減らすことで得られる1番の効果は、利用率が上がるという点です。
多くの人に利用してもらわなければ、社員食堂を導入する意味がありません。
ニーズに合わせた社員食堂が実現でき、生産性のアップにもつながります。
社員の充実度があがり離職率の低下に繋がる
社員食堂は、食に関する福利厚生の一環です。
多くの人が利用する社員食堂があれば、社員の充実度があがります。
福利厚生が充実している企業だということがわかり、離職率の低下にもつながります。
社員の健康管理のサポートができる
多くの社員に利用してもらうことで、健康管理のサポートが実現できます。
社員食堂では、栄養バランスが整った食事を提供しています。
健康意識が自然と高まり、病気にかかるリスクも抑えられ、医療費の削減にもつながるでしょう。
従業員同士のコミュニケーションの場となる
社員食堂は、部署や役職に関わらず、多くの人が利用する場です。
気軽に話ができる雰囲気もあり、信頼関係の構築にもつながります。
従業員同士のコミュニケーションの場でもあり、仕事の効率化も実現できるでしょう。
企業のブランディングに繋がる
人気の高い社員食堂は、社会的なイメージアップを図るのにも効果的です。
魅力的な社員食堂を取り入れたことで、イメージアップに成功している企業も多数あります。
企業の価値を上げるのに、社員食堂は大きな役割を果たしています。
まとめ
社員食堂を多くの人に利用してもらうには、苦手な理由を解決することが大切です。
充実したメニューやフェアの開催、カロリーやアレルギー表示、リラックスできる空間作りなどの解決策を取り入れましょう。
社員食堂の苦手な要素を減らせば、企業にとってさまざまなメリットが得られます。
すぐにでもできる解決策を取り入れて、企業のイメージアップにもつなげましょう。
1973年 京都府城陽市で創業
社員食堂の運営を通じて顧客の人財確保と福利厚生制度の充実に貢献。
「食文化の向上」を企業理念とし、給食を価値ある食事にしていき、深い信頼と絆でさらに長くお付き合い頂ける企業を目指す。
◆事業内容◆
事業所や厚生施設、官公庁の庁舎、研修所における社員食堂及び、大学や高等学校専門学校 の学生食堂を運営。中小企業(30~40人の小規模事業所等)の 社員食堂事業を新事業として展開。レトルト事業開始。
主な得意先:HILLTOP株式会社(京都府)、株式会社神戸製鋼所、京セラ株式会社、京都産業大学、学校法人履正社、キユーピー醸造株式会社、キリンビール株式会社、他多数
◆実績・メディア掲載◆
ダイアモンドオンライン HILLTOP株式会社(京都府)様 取材
大阪中小企業投資育成株式会社 投資先企業
近畿経済産業局 関西企業フロントラインNEXT 新事業展開成功事例として取り上げられる