カレーは、日本の国民食でもあり嫌いな人がほとんどいない、社員食堂でもNo.1を誇る人気の高いメニュー。
野菜も肉も両方摂れて栄養バランスが良いところも魅力の一つであり、幅広い種類があるため、毎日食べても飽きることがありません。
レトルト加工の技術が進んだ現在では、本格的で美味しいカレーを、レトルトでいつでも気軽に食べられます。
都給食でも、消費者のニーズに応えるために、新たにレトルト事業を開始しました。
そこでこの記事では、レトルト食品の中でも人気の高いレトルトカレーの魅力と合わせて、多彩に展開されているレトルト事業について詳しくご紹介します。
目次
レトルトカレーの魅力とは?
日本の国民食でもある美味しいカレーが、時間をかけずに簡単に食べられる「レトルトカレー」。
数分温めるだけで食べられるように開発されたレトルトカレーは、時代に合った画期的な商品です。
最初に、レトルトカレーの魅力から見ていきましょう。
「加圧加熱殺菌装置」で殺菌して作ったカレー
レトルトカレーは、圧力を加えながら熱して殺菌をする「加圧加熱殺菌装置」で殺菌して作ったカレーです。
加圧加熱殺菌は、100℃以上の高温で加熱するため、熱に強い菌も死滅させることができます。
微生物や菌が繁殖する問題もなく、賞味期限が長いところが特徴で、非常食や常備食として役立つところも魅力です。
また、劣化が起きにくいため、保存料や殺菌料を使用しなくても安全性と衛生が確保できます。
安心して食べられるところも、大きな魅力の一つです。
手軽に食べられる本格派
圧力を加えながら熱して殺菌をする「加圧加熱殺菌」は、圧力釜で煮込み料理をしているような役割もあります。
中の料理がじっくりと煮込まれてさらに美味しさが引き出されるため、本格的な美味しいカレーが楽しめるところも魅力です。
また、調理済のレトルトカレーは、湯煎や電子レンジで加熱するだけで、簡単に食べられます。
本格的なカレーを作るのには手間と時間がかかるため、自宅ではなかなか調理ができません。
時間がない時にも気軽に活用ができ、忙しい人にとってのいざという時のお助けアイテムとしても役立ちます。
美味しいカレーの進化する味と種類
レトルトカレーは多くのメーカーで販売され、味も種類もどんどん進化しています。
地域の特色を活かしたものや、定番とは違う変わり種カレーなど、興味をそそられる美味しいカレーをご紹介します。
産地野菜を使ったカレー
産地の野菜をたっぷりと使用した、栄養バランスも抜群の美味しいカレーも、レトルトで多数販売されています。
賀茂茄子や万願寺とうがらし、京竹の子など、京都の独特な気候と良質な土で育った京野菜を使った「京野菜カレー」は、野菜の食感や旨味を充分に堪能できるところも魅力です。
また、地産地消をコンセプトにした、東京で生産された「東京野菜」をふんだんに使った、老舗の味が楽しめる和風のカレーもおすすめです。
その他、無肥料自然栽培の野菜を使った、野菜の旨味が凝縮されたカレーなど、こだわりの野菜をたっぷりと使用したレトルトカレーが販売されています。
変わり種カレー
レトルトカレーの中には、オーソドックスなものに加えて、変わり種のカレーもたくさんあります。
メロンを使った栃木県の「メロンカレー」や、とちおとめを使った栃木県の「イチゴのカレー」、ぶどうが使用された山梨県の「葡萄カレー」など、ご当地の名産品のくだものを使用したレトルトカレーは、子供にも人気です。
また、日本で最も有名なブランドの大間のマグロを使った「大間マグロカレー」は、わかめも入って磯の香りも感じられます。
その他、鮮やかな緑色で見た目のインパクトもある、京都の宇治茶を使った「宇治抹茶カレー」は、宇治抹茶の香りが広がります。
一風変わったカレーが多数あり、新しい発見ができるところも魅力です。
レトルトカレーの保存方法と賞味期限について
レトルトカレーは、長期保存ができるところも特徴ですが、賞味期限もあります。
保存方法や賞味期限について、理解しておくことも大切です。
おすすめの保存方法
レトルトカレーは、直射日光や高温多湿を避けて、常温で保存するのが基本です。
長期保存する場合には、年間を通して温度や湿度の変化が少ない場所を選ぶのがおすすめです。
また、冷蔵や冷凍保存をすると、水分が分離して風味や美味しさが損なわれる可能性があるためNGです。
賞味期限
レトルトカレーの賞味期限は、1年以上になっているものがほとんどです。
商品によっても異なる場合がありますが、1~2年が目安だといえるでしょう。
殺菌済みのレトルトカレーは、開封すると雑菌の繁殖やカビが生えやすくなります。
温め直すことで美味しさも損なわれるため、一度開封したらできるだけ早く食べましょう。
多彩なレトルト事業
レトルトカレーなどを開発製造するレトルト事業は、さまざまな企業が開始しています。
多彩に展開されているレトルト事業の中でも、代表的な分野について見ていきましょう。
ご当地カレー
今では、日本全国のさまざまな土地でご当地の美味しいカレーが販売されています。
ご当地カレーの専門店もありネットでも販売され、マニアができるほどの人気です。
ご当地カレーには、それぞれの土地の特産品を使用しているものや、観光資源をテーマにした商品などもあり、面白い発見があるところも魅力です。
話題性があり地域の活性化にもつながることから、今後もますます広がっていくことでしょう。
飲食店や外食産業が自社の味を再現したレトルト商品を販売
人気の飲食店や外食産業の味を自宅でも楽しめるように、自社の味を再現したレトルト食品を開発し販売をしています。
スーパーやコンビニなどでも、飲食店や外食産業のレトルト商品を目にすることが少なくありません。
レトルト食品を販売することとで、まだ知られていない全国の人に味を広め、事業の拡大にもつなげています。
PBやOEMの多彩なレトルト食品
独自に企画開発をした「PB」や、他社のブランド製品を製造する「OEM」でも、実にさまざまなレトルト食品を製造販売しています。
PBやOEMは、少ロットからの製造が可能でコストも抑えられることから、価格も低く消費者にも人気です。
今後もますます需要が増え、幅広く展開されることが予想されます。
まとめ
レトルトの技術が進んだ現在は、本格的な美味しいカレーがいつでも手軽に食べられます。
加圧加熱殺菌のレトルトは、美味しさが引き出されて長期保存ができるところも魅力です。
都給食では、消費者のニーズに応えるためにも、レトルト事業をはじめました。
地域の特産品を使用したものなど、魅力のあるさまざまな商品の開発に取り組んでいます。
1973年 京都府城陽市で創業
社員食堂の運営を通じて顧客の人財確保と福利厚生制度の充実に貢献。
「食文化の向上」を企業理念とし、給食を価値ある食事にしていき、深い信頼と絆でさらに長くお付き合い頂ける企業を目指す。
◆事業内容◆
事業所や厚生施設、官公庁の庁舎、研修所における社員食堂及び、大学や高等学校専門学校 の学生食堂を運営。中小企業(30~40人の小規模事業所等)の 社員食堂事業を新事業として展開。レトルト事業開始。
主な得意先:HILLTOP株式会社(京都府)、株式会社神戸製鋼所、京セラ株式会社、京都産業大学、学校法人履正社、キユーピー醸造株式会社、キリンビール株式会社、他多数
◆実績・メディア掲載◆
ダイアモンドオンライン HILLTOP株式会社(京都府)様 取材
大阪中小企業投資育成株式会社 投資先企業
近畿経済産業局 関西企業フロントラインNEXT 新事業展開成功事例として取り上げられる