現在多くの企業が社員食堂の導入を考えていますが、
あらゆる飲食店がそうであるように、社員食堂にも社員達から大人気のものがある一方で、評判があまりよくなく、利用率低下している企業も存在します。
それでは大人気の社員食堂とそうでない社員食堂、両者を分け隔てている要素とはいったい何なのか、今回はその辺りを少し紹介してみましょう。
目次
話題になる社員食堂とは
社員食堂の運営を自社でおこなっていくというのは、土地の確保、設備投資、光熱費、人件費などなど、非常にコストがかかるものです。
しかし、せっかくそんなに莫大なコストを投資して運営しているのに、社員達からの評判はイマイチであり、あまり使われない結果になってしまったら、お金も労力も本当にもったいない形になってしまいます。
そんな結果にならないように、ここでは社員達から人気のある社員食堂の特徴を紹介していきましょう。
メニューが豊富で飽きない
社員食堂は大前提として、月に数回でも来てもらえれば良いやという飲食店のスタンスとは異なり、毎日のように利用する人のことを考えて運営されるべきです。
そうした常連の人でも毎日の食事を飽きずに楽しめるように、カレーやラーメン、ハンバーグにパスタといった定番メニューの種類を豊富に用意することはもちろん、日替わり定食のようなその日ごとに違う定食まで、多くのメニューを取り揃えている必要があります。
ヘルシーなメニューで健康サポート
日々忙しく働く従業員にとって、毎日の食事は精神面、健康面共に大きく関わる問題です。もし一般的な外食やコンビニ弁当のような、塩分過多で高カロリーな食事ばかり食べていると、すぐに体調が不調をきたして十分に働けなくなってしまいます。
栄養士が考案した栄養バランスが整えられたメニューを社員食堂に用意することによって、利用する社員の健康をサポートし、病気や肥満を未然に防ぎ、万全の態勢で仕事に励んでもらおうということが、企業が社員食堂を運営している理由のひとつであり、人気のある社員食堂が特に気を付けていることです。
季節に合わせたメニュー展開
カレーやハンバーグ、ラーメンといった定番メニューもありがたいですが、やはりその季節の旬の野菜や魚などを使った、その時期特有のメニューがあると、日々社員食堂を利用している人にとっては新鮮で嬉しくなるものです。
その季節に合った美味しい食材はもちろん、お正月やクリスマスといったようなイベントに合わせて特別なメニューを用意すれば、日々新しい楽しみが生まれ、食堂の雰囲気が活気付くことでしょう。
話題の食材を使ったメニュー
たまにチーズダッカルビのような一風変わった料理や、タピオカをはじめとする人気スイーツのように、テレビなどで紹介されたことをきっかけに火が付き、話題になってしまうメニューなどがありますよね。
そのような話題のメニューもトレンドに合わせて用意すれば、物珍しさから若い人を中心に、普段社員食堂を利用しない人も「ちょっと食べてみようかな」とふらっと寄ってきて、そのまま社員食堂を定期的に利用してくれる人が増える可能性があります。
話題の健康経営に社員食堂導入を
現在では、社員全員の健康も会社経営において非常に重要な問題だと捉え、会社一丸となって健康について管理していこうという「健康経営」という考え方が、広く認識されるようになってきました。
その中でも、全社員が利用することのできる社員食堂は、社内に設置することで多くの社員の健康バランスを改善させることが期待できるので、健康経営の要となる存在として注目されています。
それでは社員食堂は健康経営にとってどのように良い結果をもたらすのか、見ていきましょう。
政府が推進の話題の健康経営とは
現在の社会は少子高齢化から来る労働人口の減少、コロナによる労働環境の変化といったような、社会問題や経済構造の大きな問題と、それに対応するための生活の変化が頻繁に起こり、人の心と身体に大きな影響を及ぼすようになってきています。
そうした問題の中で、多くの従業員が安心して働くことのできる労働環境作りの重要性が求められていて、政府としても積極的に環境の改善を推進していこうと取り組んでいます。
その一環として、社員の体の健康に注目した「健康経営」という考え方が、働き方の改善に繋がると注目されてくるようになりました。
社員食堂導入で選ばれる企業に
社員食堂が導入されている企業は、社内・社外両方から大きく評価されています。実際福利厚生の中でも社員食堂をはじめとする食事補助は、住宅手当・家賃補助と並んで非常に好評であり、社員食堂のある企業の離職率は、そうでない企業と比べて低くなるといった調査結果が出ています。
そして就職活動・転職活動中の人達から見ても社員食堂がある企業は非常に人気が高いので、企業からすれば有能な人材を迎え入れやすいというメリットがあります。
また取引先からのイメージも良く、世間からもしっかりしている会社だと好印象に見られるため、企業イメージの向上に繋がることが期待できます。
まとめ
話題になる社員食堂の特徴を中心に紹介していきました。定番メニューが豊富に用意されていて、健康面に配慮された栄養バランスの食事が提供されているという基本に加えて、季節の旬やイベントに合わせた特別メニューも出されることが、人気のある社員食堂の特徴だといえそうです。
しかしそのような社員食堂の運営によって社員全体の健康管理がなされ、企業としてのイメージも非常によくなってプラスの効果が高い一方、多くの中小企業には運営コストやスペースの確保といった面で、人気を集められるだけの質を保った社員食堂を導入することが、現実的に難しいという課題もあります。
そこで、現在では外部委託型の社員食堂のサービスが普及してきているので、こちらを利用してみるのはどうでしょう。外部委託型の社員食堂であれば、コストやスペースなどの問題点を最小限に抑えつつ、魅力的な食事を提供することが可能になっています。
非常にたくさんある業者の中から好みのものを選択でき、気楽な気持ちで導入できるので、現在社員食堂について悩んでいる企業は一度業者に相談してみることをおすすめします。
1973年 京都府城陽市で創業
社員食堂の運営を通じて顧客の人財確保と福利厚生制度の充実に貢献。
「食文化の向上」を企業理念とし、給食を価値ある食事にしていき、深い信頼と絆でさらに長くお付き合い頂ける企業を目指す。
◆事業内容◆
事業所や厚生施設、官公庁の庁舎、研修所における社員食堂及び、大学や高等学校専門学校 の学生食堂を運営。中小企業(30~40人の小規模事業所等)の 社員食堂事業を新事業として展開。
主な得意先:HILLTOP株式会社(京都府)、株式会社神戸製鋼所、京セラ株式会社、京都産業大学、学校法人履正社、キユーピー醸造株式会社、キリンビール株式会社、他多数
◆実績・メディア掲載◆
ダイアモンドオンライン HILLTOP株式会社(京都府)様 取材
大阪中小企業投資育成株式会社 投資先企業
近畿経済産業局 関西企業フロントラインNEXT 新事業展開成功事例として取り上げられる