社員食堂を導入するなら、他の会社にはない工夫を凝らして社員の皆さんに喜んでもらいたいと考えている方はいませんか?

この記事では社員に愛される社員食堂を作るためのヒントをまとめてみました。


社員食堂を導入する際にどんな工夫が必要?

社員食堂を導入する際にどんな工夫をすれば社員に足を運んでもらえるようになるのか3つの観点から解説します。

社員の健康を維持する工夫

日本政策金融公庫が全国の20歳代~70歳代の男女2000人を対象に行い、2019年3月に発表した「平成31年1月消費者動向調査」の結果によると、食の志向として「健康志向」と答えた人が46.6%だったことがわかりました。

健康志向と答えた人の割合が過去最高になったという結果からも、社員食堂を作る上で健康を維持するための工夫は不可欠だとわかります。

社員が飽きないようにする工夫

社員食堂を利用する人の多くが内勤の仕事をしている社員です。

そのため毎日社員食堂で昼食を取る人がいるという前提でメニューやレイアウトを作っていかなければすぐに飽きられてしまうでしょう。

社員が行きたくなるような工夫

社員が足を運びたくなる社員食堂を作るには、食事をするだけの空間と捉えるのではなく、気分をリフレッシュしモチベーションを上げる場所としても考える必要があります。

気持ちを切り替え、前向きに仕事に取り組みたくなるような空間にはどのような内装が似つかわしいのかじっくりと検討するのもおすすめです。

社員の健康を維持する工夫とは

社員食堂で実際に行われている社員の健康を維持するための工夫を2つご紹介します。

適正カロリー前後の満足メニュー

栄養学を教える大学とコラボし、昼食での適正カロリーである650kcal、塩分3.9以下、野菜120g以上と栄養バランスに配慮して作ったランチが人気の社員食堂があります。

見た目以上の満足感を得られるため社員の10%~20%が毎日このランチを選ぶことから、健康維持に大いに貢献していると言えるでしょう。

1日350gの野菜がとれるメニュー

厚生労働省が提唱している1日の目標とする野菜摂取量は350gのため、ランチの野菜使用量を200g前後としたメニューが人気の社員食堂があります。

野菜を大きめにカットすることで噛み応えのある固さにし、満足感を高める工夫もされているのです。

社員が飽きないような工夫

社員食堂で社員が飽きずにランチを取れる工夫の具体例を2つご紹介します。

定食にして色々なものが食べられる

定食方式といっても、いくつかの種類の定食から食べたい定食を選択できる複数定食方式を採用するだけでメニューにバリエーションが生まれます。

定食に合わせやすい小鉢などのサイドメニューも加えると、組み合わせの種類が増えて飽きないでしょう。

季節に合わせたメニュー

季節の行事に合わせたメニューや旬の食材を使ったメニューは栄養価が高いだけでなく、ランチに食べる楽しみを与えてくれます。

普段とは違う特別感のあるメニューを定期的に加えることで、社員も飽きずに通ってくれるでしょう。

社員が行きたくなるような工夫

社員食堂に社員が足を運びたくなる工夫の具体例を3つご紹介します。

インテリアやBGMで居心地のいい空間に

社員食堂のコンセプトによっても異なりますが、インテリアでテーブルの配置を工夫すればコミュニケーションが活発化します。

また照明の色や光の取り入れ方、BGMで社員の心身のコンディションを整えることができるのです。

社員食堂が居心地の良い空間となれば、それに惹かれた社員がたくさん足を運んでくれるでしょう。

メニューを工夫していきたくなるように

社員の食事に対する健康志向に応えながらも、やはり食べる楽しみも社員食堂に見出せるようにしたいものです。

サラダバーなどのヘルシーメニューを取り入れたバイキング方式のメニューや、種類が豊富な日替わりメニューなどで社員の目と心を楽しませるとより足を運んでもらえるようになるでしょう。

利用時間を工夫してスムーズに食べられるように

利用時間を長めにして朝型勤務や夜型勤務などにも対応できる社員食堂は増えてきましたが、それでもランチの混雑解消は課題の1つでしょう。

最近では社員食堂の混雑状況をAIカメラで把握し、見える化することで社員が自らランチの混雑を避けられるサービスも導入され始めました。

せっかくメニューや空間の工夫をしても、混雑のためそれを落ち着いて楽しめないのでは意味がありません。
スムーズにランチを取れるための配慮を忘れないようにしましょう。

まとめ

社員の方々に喜んで足を運んでもらえる社員食堂を作るためには、社員の健康意識の高まりに配慮したメニューや落ち着ける空間、社員の時間を無駄にしない配慮までさまざまな工夫が必要だとわかりました。

ぜひ参考にして、長く社員の方々に愛される社員食堂作りに前向きに取り組んでみてください。