食事は多くの人にとって楽しみな場であり、美味しい社員食堂を運営している企業は、従業員からも外部の人たちからも非常に評判が良くなる傾向にあります。美味しい社員食堂があることで従業員は心楽しい気持ちになりますし、また結果的に外食が少なくなるので健康的な生活を送ることができます。今回は美味しい社員食堂があることで会社と従業員はどういうメリットがあるのかを見ていきましょう。


社員食堂に求めるのは美味しさ

社員食堂に求めるのは美味しさだけでしょうか?ここではほかの要素も見ていきます。


美味しい


やはり食堂において大事になるのは、
「美味しい」ことでしょう。飲食店はもちろんのことですが、社員食堂にとってもそれは例外ではありません。毎日の食事だからこそ美味しい料理を提供することで、社員の満足度が大きく上がり、モチベーションがアップし仕事に打ち込めるようになります。なので、せっかく新たに社員食堂を設置するからには、とにかく味に拘った食堂運営を考えていくのが最良だと言えるでしょう。


値段が手ごろ


従業員にとって多くのメリットがある社員食堂ですが、値段が安くなければ利用してくれる人はあまり出てこなく、せっかく多大なコストをかけて設置したのに無駄になってしまいます。実際従業員が社員食堂を利用する理由として、もっとも大きくあがるのは「食費を浮かすことができるから」といった理由になります。


メニューに飽きがこない


社員食堂を利用する人は、週に何度も頻繁に通う人が多数です。その際、毎日来ても飽きがこないように豊富なメニューを取り揃える必要があります。カレーやラーメンといったような定番メニューはもちろん、野菜や魚などの季節の旬のものを使った期間限定のメニューや日替わり定食、お正月やクリスマス、丑の日といったようなイベントに合わせた特殊なメニューを用意することで、飽きのこない食事メニューが提供できます。


栄養バランスがいい


社員食堂を運営する大きな目的として、社員全体の健康を管理できるということがあります。塩分が多く高カロリーであり、栄養が偏りがちなコンビニや飲食店の食事と違い、栄養士が社員にとって必要となるメニューを考案し、ふんだんに野菜を取り入れた食事を提供してくれるので、非常に栄養バランスが良く肥満や病気を防ぎ健康な体調を維持することができます。


時間がかからない


昼休みの時間は有意義に使いたいところですが、外出してお店に行くまでの移動時間が結構かかってしまうのが難点です。しかし社員食堂は社内に設置されているので移動の時間が最小限であるのが大きな利点となっています。移動の時間を短縮することで食事を豊かな落ち着いた気持ちで食べることができ、同僚との会話も楽しむことができるので、午後からも余裕のある精神状態で仕事をおこなうことができます。


美味しい社員食堂を導入するメリット

では社員食堂を導入するメリットとは何でしょうか?


社員の満足度を高める


社員の健康状態や精神状態は、仕事の効率に大きく影響します。そして美味しい食事が提供される環境というのは、そのどちらにも大きく関与してきます。社員食堂があれば、従業員全体が安価な値段で栄養バランスの取れた、豊富なメニューの食事を毎日取ることができるので、社員全体の指揮に大きく影響します。実際に福利厚生において社員食堂や食事補助は住宅補助とならんで大変人気が高く、新入社員からの人気はもちろん、ベテラン社員の離職率も下げてくれるという効果があります。


社員食堂がコミュニケーションの場となる


社員食堂は会社の誰もが利用できるので、多くの社員がひとつの場所に介することになります。ふだん忙しく、縁がなかった人と会話する機会も増え、社員全体のコミュニケーションが活発になるといった効果があります。

社員の連携が円滑になることによって仕事がスムーズに進むようになる効果が期待できるほか、業種の違う人たちと話すことによって知識が深まり、また様々な観点からアドバイスをもらうことで今の自分の状況を客観的に見ることができ、冷静な考え方や新しいアイデアを持つことが期待できます。


利用率があがり、社員の健康改善につながる


美味しい食事が提供されれば、当然社員食堂の利用率は高まります。そして社員食堂のメニューは栄養バランスが極めて良いので、偏りがちな食事バランスを改善し、多くの社員の健康改善が期待できます。肥満や病気を防ぐことによって会社全体のムードや生産性が高まり、企業イメージの上昇や生産性を高めることができます。


まとめ


美味しい社員食堂があることの利点をまとめてみました。値段もそうですが味が良くないと従業員の利用率が下がってしまうので、運営を判断したら味に関しては極めてこだわることをお勧めします。

といっても、社員食堂の導入には中小企業ではスペースの問題やコストの問題において、理想とする味を追求することは難しくもあり、一度運営を開始してしまったら社員食堂の運営方針を修正をしていくのが困難だという問題もあります。

しかし、現在では外部委託型の社員食堂のサービスが需要と共に大きく普及し、安価でありながら美味しい食事を提供してくれる業者がたくさんあります。業者はそれぞれの分野に分けて契約できますし、またもしサービスの質がいまいちだった場合は容易に契約先を変更できるというメリットもあります。

もしこれから社員食堂の導入を考えていいる場合は、業者に相談してみるのは良い案だと思います。