社員食堂のある会社というと、多くの人にとって魅力的に映ることがほとんどであり、実際に多くのメリットが存在します。
しかし現実問題として、社員食堂を設置するにはデメリットの部分も考えて慎重になる必要があります。
今回は社員食堂があることによる、企業と社員それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう!
目次
社員食堂を導入する企業側のメリットは?
ここでは社員食堂を導入する際の企業側から見たメリットをご紹介します。
社員の健康維持
企業にとって社員は労働力という貴重な財産であり、その労働力の源となる社員の健康を維持することは、とても大切な問題となります。
しかし、日々の食事が外食やコンビニ弁当ばかりでは栄養が偏り、肥満や病気につながってしまいます。社員食堂を導入することで、企業は栄養バランスのある食事を提供し、社員の健康管理をすることが可能になります。
外食の栄養バランスと社員食堂の栄養バランスについてはこちらの記事を参考にしてみてください。
日々自分の仕事に忙しい社員達は、通常なかなかお互いに話をする機会がどうしても少なくなってしまいます。
しかし社員食堂があれば多くの社員が同じ場所で食事をとり、食事の時間に他の社員達とコミュニケーションを取ることが可能となります。
お互いの仕事の進捗状況を確認したり、別の部署の人々と会話することで、より広い視野を持ち、新しいアイデアが持てるようになります。
採用促進と離職率低下
社員食堂がある会社は、企業イメージが非常に高くなります。就職活動、転職活動をおこなっている人々から見ても多くの場合好印象に映り、より有望な人材の獲得が見込めるようになります。
また、現在働いている社員も、社員食堂のある会社の離職率は低くなる傾向にあると、調査の結果判明しています。
社員食堂を導入する社員側のメリットは?
次に社員食堂を導入する社員側から見たメリットを紹介します。
食事代を抑えられる
多くの場合、社員食堂は利益を重視せずに運営されているので、一般的な飲食店やコンビニと比べて、割安な値段設定をしていることが多いです。
その結果、多くの社員が日々の食費を浮かすために、外食よりも社員食堂を選ぶようになります。
サラリーマンのお小遣い調査によると、男性会社員の昼食代は649円、女性会社員は590円とランチとコーヒー代を含めるとかなり厳しい状況であることがわかります。
時間の使い方がよくなり仕事の効率が上がる
外食やコンビニに行く際、どうしても移動時間が発生してしまうので、その分食事を摂る時間が短くなってしまいます。
サラリーマンのお小遣い調査2021年で男性会社員における昼食時間は21.4分、女性会社員では28.6分と比較的短いことがわかります。
しかし社員食堂ならば会社の外に出ずに食べることができるので、リラックスして有意義に時間を使うことができ、心に余裕ができ、仕事にも専念しやすくなり、効率を上げることが期待できます。
栄養バランスのいい食事がとれる
多くの外食店やコンビニの食事は味付けが濃く、毎日食べていると健康的に悪いものが多いですが、社員食堂は社員の健康維持のために、栄養士達が栄養バランスを考えたメニューを豊富に用意してくれるので、社員は自分たちが意識せずに栄養バランスの良い食事を摂ることができます。
栄養バランスのいい食事は社員食堂で!
では、デメリットはあるのでしょうか?まず、社員食堂を導入する際の企業側のデメリットを見ていきましょう。
社員食堂を導入する企業側のデメリットは?
導入・運営コストがかかる
社員食堂設置には非常に多くのメリットがありますが、それでも多くの中小企業が社員食堂の導入に二の足を踏んでしまうのは、社員食堂の設置にあたって土地の確保や設備の用意など導入コストがとても大きくかかることと、導入後も料理人などを雇い給料を払わなければならず、電気やガス代などの光熱費がかかってしまうことです。
設置場所が必要
社員食堂を設置するにあたって多くの社員が一度に集まり、料理人が調理する場所が必要となりますが、多くの中小企業にとってそのスペースを用意すことは難しい話になっています。
営業時間が限られる
社員食堂は多くの場合、一般的に開放することはあってもそこで働く社員のみを対象として運営することになるので、社員が休める休憩時間の間しか稼働することはありません。その短い時間のためだけに料理人や施設を用意することはコスト的に難しい話になってしまいます。
メニューなどの改善が常に必要
社員食堂は安くて豊富なメニューが用意されているのが特徴ですが、安いからといって味の品質を落としてしまえば多くの人が利用しなくなってしまいます。
せっかく用意した社員食堂でも誰も使わなくなってしまっては意味がないので、常にメニューの改善を試行錯誤していく必要があります。
社員食堂を導入する社員側のデメリットは?
次に社員食堂を導入する社員側のデメリットです。
食事の時間が限られる
多くの社員食堂は社員以外の人がほとんど利用することがないという理由から、通常の飲食店と比べて営業時間が短く限られています。
その結果仕事が多忙で決まった時間に休憩時間を取るのが難しい人にとっては利用しにくい、という問題がでてきます。
混雑するとゆっくり食べられない
社員食堂には連日多くの社員が同じ時間に来ることになりますし、食堂のスペースも社員の為だけに作られれているので、そこまで広くないことが多いです。
そのため混雑しやすい社員食堂も多く、騒がしくてゆっくりとした気持ちで食事を楽しめない、ということもあります。
メニューに飽きてしまう
安くて豊富なメニューが用意されていることが多い社員食堂ですが、通う人は毎日のように来るので、多くのメニューがあったとしても連日食べてれば飽きてきてしまいます。
連日同じ飲食店に通うようなものですから、この問題は避けられないものになってしまいます。
都給食による社員食堂の導入事例
都給食では様々な企業様の社員食堂の調理委託業務を運営させていただいております。
その中から事例をご紹介します。
株式会社関西マツダ様
2024年1月4日(木)より大阪難波にあります株式会社関西マツダ本社様での調理受託業務が始まりました。
今人気のマツダ車を販売されておられる企業様です。(マツダの赤ってかっこいいですよね!)
今回の食堂は大阪のど真ん中O-CAT近くのオフィスでとても綺麗です。
株式会社 トップ精工西上坂工場様
2023年10月23日(月)より滋賀県長浜市にあります長津工業株式会社での調理受託業務が始まりました。
本社工場様に続き西上坂工場様でも食堂運営をさせていただくこととなりました。
まとめ
以上、社員食堂を設置することによる企業と社員、それぞれのデメリットとメリットを説明してきました。
最近ではアウトソーシングによる社員食堂を採用している会社も多く、設置スペースや多額の費用など、多くのデメリットをを解決してくれることが多いので、アウトソーシング専門の業者に相談し、見積もりを出してみることもおすすめです。
小規模(20食ほど~)の食堂でも、毎日数種類の商品をご提供しておりますので、従業員の福利厚生を良くしたい、従業員に喜んでもらいたいと思われている企業様は是非お問い合わせください。
1973年 京都府城陽市で創業
社員食堂の運営を通じて顧客の人財確保と福利厚生制度の充実に貢献。
「食文化の向上」を企業理念とし、給食を価値ある食事にしていき、深い信頼と絆でさらに長くお付き合い頂ける企業を目指す。
◆事業内容◆
事業所や厚生施設、官公庁の庁舎、研修所における社員食堂及び、大学や高等学校専門学校 の学生食堂を運営。中小企業(30~40人の小規模事業所等)の 社員食堂事業を新事業として展開。
主な得意先:HILLTOP株式会社(京都府)、株式会社神戸製鋼所、京セラ株式会社、京都産業大学、学校法人履正社、キユーピー醸造株式会社、キリンビール株式会社、他多数
◆実績・メディア掲載◆
ダイアモンドオンライン HILLTOP株式会社(京都府)様 取材
大阪中小企業投資育成株式会社 投資先企業
近畿経済産業局 関西企業フロントラインNEXT 新事業展開成功事例として取り上げられる