レトルト食品は、消費期限が長いことからも、災害時の非常食として役立つ商品です。
温めなくてもそのまま食べることができる物もあり、火が使えない状況でも対応できます。
また、主食やおかず、スープなどさまざまな種類があり、いざという時のために備蓄しておくのに最適です。

この記事では、レトルト食品が災害時に役立つ理由について、レトルト食品の種類と合わせて詳しく解説します。
災害時にレトルト食品を食べるポイントについても説明するので、ぜひ参考にしてください。

 

レトルト食品が災害時に役立つ?

 

レトルト食品は、調理済みの食品を袋詰めにした上で密封し、高圧加熱殺菌処理をした食品のこと。

いつでも簡単に食べられることもあり、災害発生時の備蓄食としてもおすすめです。

最初に、レトルト食品が災害時に役立つ理由について見ていきましょう。

 

レトルト食品の保存期間

 

レトルト食品は、加圧・加熱・殺菌されている食品です。

家庭で作った手作りの食品とは違い、1年以上の長期保存が可能です。

レトルト食品は密閉された状態なので、外的な要因を一切遮断でき、微生物による腐敗や品質の劣化がほとんどありません。

保存期間が長いのは、災害時に役立つ大きな理由の1つです。

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レトルト食品の保存方法

 

レトルト食品は、常温での保存が可能です。


直射日光や高温多湿を避けた場所であれば、冷蔵庫や冷凍庫に入れる必要がありません。

例えば、冷凍食品の場合は、冷凍庫で保管する必要があり、ドアの開閉が多くなると保存期間に影響する可能性があります。

常温での保存が可能なレトルト食品であれば、保存方法を気にする心配がほとんどありません。

 

レトルト食品はコンパクト

 

レトルト食品は、種類によって形状の違いがあるものの、どれもコンパクトです。

特に、レトルトパウチ状の商品であれば、かさばる心配がありません。

コンパクトな形状なので、持ち運びに便利なところも特徴です。

場所を取らずにストックしておける食品は、備蓄用として最適だと言えます。

 

レトルト食品は種類が豊富

 

レトルト食品は、種類が多いところも魅力の1つです。

白飯やおかゆ、バスタなどの主食の他に、ハンバーグなどのおかず系も充実しています。

その他、丼の素やパスタソースなど、調理に役立つ商品も豊富です。

実に豊富な種類があり、毎日食べても飽きることがありません。

 

レトルト食品は栄養豊富

 

レトルト食品は、栄養の損失が少ない栄養豊富な食品です。

真空密封されたレトルト食品は、鍋で調理するよりも栄養の損失が少なく、ビタミン類も多く残留しています。

また、保存料や殺菌料などの食品添加物を使用していません。

栄養豊富で安心安全に食べられることからも、非常時に役立ちます。

 

温めるだけで調理不要

 

レトルト食品は、湯煎や電子レンジで温めるだけで簡単に食べられます。

中には、温めずにそのまま食べられる食品も多数あります。

調理する必要がないので、火を使うのが難しい災害時にはとても便利です。

袋や容器のまま食べられ、捨てやすいことでもおすすめできます。

レトルト食品の人気の理由とは

災害時に便利なレトルト食品の種類

 

レトルト食品は、実に多くの種類があるところも魅力です

ここでは、災害時に便利な、レトルト食品の主な種類について紹介します。

 

主食系

 

主食系には、白米・チキンライス・赤飯・五目飯・釜めし・牛めし・お粥・リゾット・パスタなどがあります。

お粥などは、温めなくてもパッケージを開けるだけですぐに食べられます。

レトルトご飯

おかず系

 

おかず系は、ハンバーグ・焼き鳥・麻婆豆腐・ミートボール・蒲焼などさまざまです。

肉料理や水産物などバリエーションが豊富にあり、減塩や糖質オフなど、健康面に配慮した食品も増えています。

 

スープ系

 

スープ系は、コーンポタージュ・味噌汁などさまざまで、温めなくてもそのまま食べられる物もあります。

おかず系と同様に、減塩や糖質オフなどの健康に配慮した食品も多数あり、身体や体調に合わせた商品が選べます。

 

煮物系

 

煮物系は、煮魚・肉じゃが・みそ煮・生姜煮など、おふくろの味が楽しめる食品が多数あります。

密閉されることで食品の旨味が凝縮され、美味しく仕上がっているところも特徴です。

 

デザート系

 

デザート系には、ゆで小豆・菓子パン・ゼリー・プリンなどがあります。

甘いお菓子はストレス解消にもつながるため、災害時のために備蓄しておくと良いでしょう。

 

災害時にレトルト食品を食べるポイント

 

災害時は、日常生活とは環境が異なるため、食べ方などを工夫する必要があります。

災害時にレトルト食品を食べる際のポイントを、事前に理解しておくのがおすすめです。

 

そのまま食べられるものを選ぶ

 

災害時は、電気・ガス・水道などが寸断されている可能性があります。

ライフラインが止まった状態でも困らないように、加熱調理しなくても食べられる物を選びましょう。

パッケージを開けるだけで、すぐに食べられる物を用意しておくのがおすすめです。

 

レトルト食品プラスのメニューを

 

災害時であっても、食事は楽しみの1つであり、ストレスの緩和にもつながります。

野菜などがある場合にはレトルト食品と組み合わせたり、複数のレトルト食品をアレンジしてみましょう。

食事を楽しむためのメニューを考えるのは、精神的なケアにも有効です。

 

簡単に開封できるものを選ぶ

 

災害時は、日常の環境とは異なり、必要な物が手元にない可能性があります。

ハサミやナイフなどの器具を利用しなくても、簡単に開封できる物を選びましょう。

また、ゴミをできるだけ減らすためにも、容器をコンパクトにまとめて捨てられる商品がおすすめです。

 

消費期限を確認

 

消費期限が長いレトルト食品は、災害時に便利な備蓄食としておすすめです。

ただ、永久的にもつわけではないため、定期的に消費期限を確認しておく必要があります。

期限が近づいている物は消費し、新たに買い足しておきましょう。

 

調味料をつかってアレンジ

 

レトルト食品は、種類が豊富に揃っているとはいえ、飽きる場合もあります。

調味料を使ってアレンジすると、飽きずに食べられるのはもちろん、食の楽しみも得られるでしょう。

消費期限が長い調味料を選び、いくつか備蓄しておくのもおすすめです。

 

まとめ

 

レトルト食品は、保存期間が長くて保存方法も簡単など多数のメリットがあり、災害時に役立つ食品です。

主食系やおかず系など種類が豊富に揃っていることからも、災害時におすすめできます。

いざという時のためにレトルト食品を備蓄して、災害時に役立てましょう。

都給食でも、多くの企業が注目しているレトルト事業を展開し、魅力のある商品の開発に力をいれています。