レトルト食品は、調理した食品を袋詰めにして密封し、加圧加熱殺菌を施した食品のこと。
長期保存ができて簡単に食べられることから、日常生活には欠かせない食品の1つです。
都給食でも、保存性に優れて需要も高い、レトルト食品の事業を開始しました。
ただ、レトルト食品はそのまま食べられるのか、疑問を持っている人も少なくありません。
この記事では、レトルト食品はそのままでも食べられるのか、そのまま食べられるものと食べられないものの違いについて説明します。
最適な温め方や食べ方も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
レトルト食品はそのまま食べられる?
現在では、さまざまなジャンルの商品が販売されているレトルト食品。
実は、そのままでも食べられるものと食べられないものがあります。
最初に、レトルト食品の特徴や利便性、製造方法などと合わせて、詳しく見ていきましょう。
レトルト食品の特徴
レトルト食品は、調理した商品を、プラスチックや金属箔の袋や容器に詰めて密封し、食品衛生法で定められた、中心温度120℃で4分相当以上の加熱処理を施している食品のこと。
加圧加熱処理をする釜を「レトルト釜」ということから、レトルトと呼ばれるようになりました。
家庭用レトルト食品の開発は、日本が世界初だと言われています。
1968年に、大塚食品からレトルトパウチに詰められたカレーが販売されたのが始まりです。
保存性の高さはもちろん、調理が簡単なことを前面に打ち出し、広く知られるようになりました。
レトルト食品の利便性
電子レンジや湯煎をして温めるだけで、簡単に食べられます。
手間と時間がかからないため、自炊の時短をするには最適です。
また、1食分ずつ個包装されているものが多く、1人暮らしでも取り入れやすいところも利便性につながっています。
忙しい朝や料理に手間をかけたくない時など、いざという時にも役立つ商品です。
レトルト食品の種類
四方がシールされた袋状の「パウチ食品」と、トレー状の容器の「成型容器詰食品」の2種類があります。
パウチ食品は、カレーやシチューなど、さまざまな食品に採用されているタイプです。
透明なものや不透明なもの、立っているタイプなど、メーカーや商品によって異なります。
成型容器詰食品は、炊いた白米を詰めたインスタントご飯が代表的です。
トレーに入っているため、お皿を用意しなくても容器のまま食べられます。
レトルト食品の製造方法
レトルト食品は、主に以下の工程で製造されます。
1、食材を洗浄する
2、食材の下ごしらえをして調理する
3、レトルトパウチに充填する
4、真空包装機で脱気して密封する
5、レトルト釜で加圧加熱殺菌する
6、冷却する
7、完成
レトルト食品を製造する上で重要なのは、殺菌です。
熱に強いボツリヌス菌などの危険な菌を死滅させるためにも、中心温度120℃で4分間、またはこれと同等以上の加熱処理が必要とされます。
レトルトはそのまま食べられるものと食べられないものがある
加圧加熱殺菌を施しているレトルト食品は、そのまま食べても身体に害はありません。
ただ、加熱しないと美味しく食べられないものがあります。
例えば、レトルトのご飯は、加熱しないと消化が悪くて胃腸に負担がかかり、味も美味しくありません。
お米に含まれているデンプンは、加熱することで消化できる状態になるのが理由です。
その他、カレーやシチューなどの肉類が入っているものは、加熱することで動物性油脂が馴染んで美味しくなります。
熱を加えないままでは、味はもちろん、舌触りも劣ります。
レトルト食品でそのまま食べられるものと食べられないものの違いは
そのまま食べられるものと食べられないものは、どのような違いがあるのでしょうか。
それぞれの違いについて、詳しく解説していきます。
食べられるレトルトと食べられないレトルトの紹介
最初に、そのまま食べられるものと食べられないものにはどのようなレトルトがあるのか、主な商品を紹介します。
そのまま食べられるものには、以下のような商品があります。
・パンやお菓子などの乾燥したもの
・煮物などの水分が少ないもの
温度に関わらず、冷たい状態でも美味しい食品は、そのままでも食べられます。
一方、そのまま食べられないものには、以下のような商品があります
・ソースが入っているもの
・肉類が入っているもの
油脂分を含有しているものは、そのままでは味が劣り、美味しくは食べられません。
製造過程の違い
そのまま食べられるものと食べられないものは、製造する過程での水分活性に違いがあります。
水分活性とは、水分がどれだけ自由に動けるかを表す自由水のことです。
そのまま食べられるものは、細菌類の増殖を抑えるために、水分活性の数値を低くしています。
安全性の違い
レトルト食品は、加圧加熱殺菌しているので、そのまま食べても身体に害はありません。
それぞれの食品に合った水分活性で、保存性を管理しています。
長期保存ができ、安心安全に食べられます。
風味と食感の違い
そのまま食べられるものは、加熱しても風味はほとんど変わりません。
一方、そのまま食べられないものは、動物性油脂が固まっているため、風味や食感が劣ります。
食品そのものの美味しさを味わうために、それぞれ適切な食べ方をするのがおすすめです。
レトルト食品の最適な温め方や食べ方
レトルト食品本来の美味しさを味わうには、最適な温め方を理解しておくことも大切です。
注意点と合わせて、美味しい食べ方を紹介します。
レトルト食品温め方と注意点
レトルト食品には、温める方法や時間などが必ず記載されています。
表示に添った温め方が、最適な方法です。
大きな注意点として、アルミパウチの製品は、電子レンジで温めると発火する恐れがあるので絶対に止めましょう。
調理前には、パッケージの注意書きも必ず確認してください。
レトルト食品の美味しい食べ方
レトルト食品は、すぐに簡単に食べられることでも人気です。
ただ、一手間加えることで、さらに美味しい食事に変身します。
例えば、レトルトハンバーグと冷凍ピラフを合わせれば、手軽でありながらも豪華な食事が完成します。
簡単に食べられるからこそ、さまざまなアレンジができるところも魅力です。
レトルト食品の活躍の場
レトルト食品は、日常生活はもちろん、さまざまな場面で活躍できます。
非常食として常に備蓄しておけば、いざという時にも安心です。
また、かさばらないこともあり、キャンプなどのアウトドアにも重宝します。
コンパクトで場所も取らないレトルト食品は、ストックしておくのにおすすめです。
まとめ
レトルト食品は、加圧加熱殺菌してあるため、そのまま食べても身体に害はありません。
ただ、そのまま食べると風味や食感が劣り、本来の味が楽しめないものもあります。
安全性やおいしく食べるために各メーカーがレトルト食品に表示し
都給食でも、長期保存が可能でいつでも美味しく食べられる、レトルト食品の事業を開始しました。
ニーズに合わせた美味しい食品を届けるために、日々開発に努めています。
1973年 京都府城陽市で創業
社員食堂の運営を通じて顧客の人財確保と福利厚生制度の充実に貢献。
「食文化の向上」を企業理念とし、給食を価値ある食事にしていき、深い信頼と絆でさらに長くお付き合い頂ける企業を目指す。
◆事業内容◆
事業所や厚生施設、官公庁の庁舎、研修所における社員食堂及び、大学や高等学校専門学校 の学生食堂を運営。中小企業(30~40人の小規模事業所等)の 社員食堂事業を新事業として展開。レトルト事業開始。
主な得意先:HILLTOP株式会社(京都府)、株式会社神戸製鋼所、京セラ株式会社、京都産業大学、学校法人履正社、キユーピー醸造株式会社、キリンビール株式会社、他多数
◆実績・メディア掲載◆
ダイアモンドオンライン HILLTOP株式会社(京都府)様 取材
大阪中小企業投資育成株式会社 投資先企業
近畿経済産業局 関西企業フロントラインNEXT 新事業展開成功事例として取り上げられる