社員食堂では栄養士や調理師以外に、病院調理補助のように調理補助と呼ばれる人も働いています。
調理補助とはその名の通り社員食堂などで栄養士や調理師のサポートをする人のことで、盛り付けや洗い物、清掃などが主な仕事です。

調理師と違って調理師免許不要なので、未経験からでも始められる比較的ハードルの低い仕事です。料理や盛り付けが好きなら「調理補助の仕事に興味がある」「調理補助を仕事にしたい」と考える人もいるのではないでしょうか?

しかし実は調理補助の業務範囲は多岐に渡っており、向き・不向きもあります。

そこで今回は調理補助の仕事内容や向いている人、やりがいについてお伝えしていきます。

調理補助の仕事は楽しい?調理補助あるある・大変だけどやりがいもたくさん!

 

病院調理補助のような調理補助の仕事とは?

 

「調理補助」とは栄養士や調理師がスムーズに業務をおこなえるように、調理に関するさまざまな作業をサポートする仕事です。

具体的には調理器具やお皿の準備、食材の在庫管理や洗浄・仕込み、完成した料理の盛り付け、会計、調理場の片付けや清掃などが業務内容です。

調理補助の仕事はチームでおこない、栄養士が考えたメニューを調理師の指示のもとに進めていきます。職場にもよりますが、ほとんどは特別な技能や資格を必要としません。働きながら知識や技術を習得します。

社員食堂の仕事内容を解説

給食調理員に向き・不向きを知るための特徴

無資格でも始めやすい調理補助の仕事ですが、実は向き・不向きがあります。以下でどのような人が調理補助に向いているのか見ていきましょう。

最初はできなくても数カ月~半年で体力がついてきたり正確な作業に慣れてきたりする場合が多いので、下記の特徴に当てはまらなくても興味があれば挑戦してみることをおすすめします。

また食に関する仕事についてみたいという方は調理師免許がなくてもチャレンジできるので挑戦してみてはいかがでしょうか。

料理が好きな人

 

調理補助の仕事は料理全般なので、当たり前ですが料理が好きな人が向いています。調理師の仕事を目の前で見られて下ごしらえの方法やちょうど良い火入れなどを学べるので、メリットが多いのではないでしょうか?

料理が好きな人が調理補助に向いている理由は、以下のような点があります。

  1. 料理の知識や技術を磨くことができる:調理補助の仕事は、料理人の指示に基づいて、材料の準備や調理を行うため、料理の基礎知識や技術を身につけることができます。

  2. 料理の裏側を知ることができる:調理補助の仕事は、調理場での裏方的な役割を担うため、料理の裏側や厨房での作業の流れを知ることができます。

  3. 仕事がやりがいになる:料理が好きな人にとって、自分が手掛けた料理がお客様に提供される姿を見ることは、やりがいを感じることができます。調理補助の仕事は、そのようなやりがいを得ることができる仕事の一つです。

  4. 料理に対する情熱を活かせる:料理が好きな人は、自分の得意分野を活かすことができる調理補助の仕事に向いています

また要件(寄宿舎、学校、病院等の給食施設、継続して1回20食以上又は1日50食以上飲食物を調理して供与する施設で2年以上調理業務に従事したもの)を満たせば調理師試験の受験資格も得られます。将来は調理師として活躍したいと考えている人にとっても取り組みがいがある仕事です。

参考サイト:公益社団法人 調理技術技能センター

正確に作業ができる人

 

調理補助は栄養士が決めたレシピ通りに食材や調味料をきちんと計量し、決められた分だけ料理を作らなければなりません。社員食堂は社員の健康をサポートするという目的があるため、カロリーや塩分量が適切でなければならないからです。そのため正確に作業ができる人や指示された内容を的確にこなせる人が向いています。

その他にも

  1. 安全性を確保できる:調理場では、ナイフや熱い鍋、包丁など、危険な器具が多用されます。正確に作業を行うことで、安全性を確保できます。

  2. 衛生面を守れる:調理場では、衛生面に気を配ることが非常に重要です。正確に作業を行うことで、衛生面を守れます。

  3. 料理の味を損なわない:調理補助の仕事は、料理人から指示を受けて、材料の洗浄やカット、調味料の量などを正確に行うことが求められます。正確に作業を行うことで、料理の味を損なわないようにすることができます。

  4. 仕事の効率化ができる:正確に作業を行うことで、仕事の効率化ができます。材料を正確にカットすることで、調理時間を短縮することができます。

  5. チームワークが円滑になる:正確に作業を行うことで、チームワークが円滑になります。調理場での作業は、多くの人が協力して行うことが必要です。正確に作業を行うことで、他のスタッフとのコミュニケーションもスムーズになります。

以上のように、調理補助の仕事には、正確さが求められます。正確に作業ができる人は、安全性や衛生面の確保、料理の味を損なわないことなど、多くのメリットを得ることができます。


また決められた時間に間に合うように、段取り良く料理を完成させる必要があります。細かい作業が苦手な人や集中力がない人は調理補助にあまり向いていないかもしれません。大規模な施設であればあるほど、正確さと手際の良さが求められる点に注意しましょう。

 

チームで作業ができる人

 

他の従業員と連携して作業ができる人も調理補助に向いています。調理補助は単純作業を淡々とこなすイメージがありますが、複数の献立を同時進行で作ることが多いためコミュニケーションスキルが必須だからです。

栄養士や調理師の指示をきちんと理解して実行するのはもちろん、チーム内で適切なコミュニケーションを取って業務を円滑に進めていかなければなりません。

衛生管理の意識が高い人


衛生管理の意識が強い人も調理補助に向いています。食事を安心・安全に食べてもらうためには、衛生管理に気を配ることが不可欠だからです。

自身の身だしなみはつめや髪を整え、マスクや手袋・エプロン・帽子などを装着し、手洗いを徹底します。

調理では食材を十分に加熱し、料理の中心温度を測るなどの作業もおこないます。少しのミスが食中毒などの大事故につながるので、注意しなければなりません。

衛生意識の高い人が調理補助に向いている理由は、次のような点が考えられます。

  1. 食品安全に対する意識が高い:衛生意識の高い人は、食品安全に対する意識が高く、食中毒や食品の腐敗を防ぐために、適切な手洗いや調理器具の清潔さに注意を払います。そのため、調理補助として働く際にも、食品安全に対する重要性を理解し、適切な衛生管理を行うことができます。

  2. 細かい作業に慣れている:調理には、細かい作業が必要なことが多くあります。例えば、野菜を刻んだり、肉を下処理したりする作業は、手先の器用さや細かい作業に慣れていることが必要です。衛生意識の高い人は、清潔で正確な作業ができるため、調理補助としてのスキルを身につけることができます。

  3. 味覚や栄養に対する知識がある:衛生意識の高い人は、食品の味覚や栄養にも関心を持ちます。食材の特徴や調理方法によって、味や栄養価が変化することを理解しているため、調理補助として働く際にも、料理の味や栄養価について理解し、提供する料理の質を高めることができます。

 

臨機応変に行動できる人


調理補助には臨機応変な行動力も求められます。社員食堂では体調不良でスタッフが欠席したり、調理中に怪我をしたスタッフが早退したり、食材供給の関係で献立が変更になったりするなどしばしばイレギュラーなことが起こるもの。そんな時も慌てずに調理の準備や補助に取りかかれるような人が調理補助に向いています。


また調理補助の仕事は効率が大事なので、たとえば食材をカットしながら鍋のアクを取るなど別々の仕事を同時にこなす能力も必要です。一つの仕事だけに注力すると、全体的な流れが滞ってしまうからです。

さらに調理場では、スタッフが多く働くため、タスクの変更やシフトの変更など、予定が変更になることがよくあります。臨機応変に対応できる人は、柔軟性があるため、これらの変更に素早く対応することができます。

さらに社員食堂のランチタイムはたくさんのお客さんが押し寄せるので、大量の仕事を割り振られても冷静に対応できる人が調理補助に向いています。

反対に調理補助に向いていない人は向いている人の特徴が苦手な人になりますが、経験を積み重なることで解消されていきますので一概には言えません。
 
例として
 
・厳密な時間管理が苦手な人
・ストレス耐性が弱い人
・コミュニケーション能力が不足している人
・衛生管理が低い人
 
などになりますが、こちらの特徴は仕事を通して学んでいけますのでまずは調理補助の仕事に興味を持つことが大事だといえます。

調理補助の仕事のやりがいや楽しいポイント

調理師の仕事のやりがいは

  1. 美味しかったと喜んでもらえる
  2. 料理のレパートリーが増える
  3. 調理の腕が上がる
  4. チームの仲間と仲良くなれる
  5. 達成感がある

の5つです。
以下でそれぞれについて詳しく解説していきます。

 

美味しかったと喜んでもらえる

調理補助のやりがいは、自分が作った料理の感想を直接お客さんからもらえることです。お客さんに「美味しかった」「午後からも頑張れるよ。ありがとう」と言ってもらえたら、「また明日も頑張ろう」と高いモチベーションを保てるでしょう。

料理のレパートリーが増える

調理補助は調理師の指示で料理をするので、相性がいい食材の組み合わせやプロならではの味付けを学べます。料理のレパートリーが増えるので、家族に今までとは違った料理をふるまうこともできます。

こうやって新しい料理や食材に出会うことで食に対する興味や知識が深まることで、仕事に対するやりがいが生まれます。

料理のレパートリーが増える

調理の腕があがる

毎日食材のカットや料理の盛り付けをおこなうことで、どんどん調理の腕がアップして段取りも良くなります。たとえアルバイトやパートでも必要な実務経験を積めば調理師の受験資格が得られるので、将来的にステップアップできる仕事です。

チームの仲間と親しくなれる

調理補助はチームワークなので、仲間と和気あいあいと仕事ができるのもメリットです。チームワークを向上させることで、今までできなかった大きな仕事も達成できます。長く一緒に働くことで気持ちが通じ合い、プライベートでも交流を持てる友人ができるかもしれません。

達成感がある

朝の仕込みからランチタイムにかけて忙しさが集中し、忙しい時間帯を乗り切った時には、何とも言えない達成感や満足感が得られます。

忙しいだけでなく毎日達成感が味わえるのも調理補助の仕事の楽しいポイントと言えるでしょう。

都給食では

都給食では独自のシステムにより、ほとんどの店舗がパートスタッフさんのみで運営しています!

本社工場ではお野菜やお肉、お魚の下処理をしたり、調味料を調合してタレを作っています。その加工済みの食材を店舗にお届けし、現地のスタッフさんは「混ぜる・揚げる・焼く」等の最終工程の調理をやっていただきます!また500種類ほどあるメニューにはひとつひとつ分かりすいレシピがあるので、それ見ながら作っていただきます。

「下処理済みの食材」と「レシピによる調理」この2つの仕組みで、都給食は未経験のパートさんでも安心してお仕事できるようになっています!

 

まとめ

調理補助の仕事内容や向き・不向き、やりがいについてお伝えしました。調理補助は調理経験が浅くても挑戦しやすい仕事で、将来的に調理師を目指すこともできます。

調理補助に向いているのは、料理が好きな人、正確に作業ができる人、チームで作業ができる人、衛生管理の意識が高い人、臨機応変に行動できる人です。これらの適正がなくても、仕事に慣れることで適応できるのでやる気があればぜひチャレンジしてみることをおすすめします。

 都給食では、調理補助ではなく実際に調理業務も行いますが、下処理済みの食材やすべてのメニューに詳細なレシピがありますので、資格がなくてもできますし、未経験から始められる方がほとんどです。

さまざまな献立作りをおこなうため、料理の勉強にもなります。

また昨今の中食ブームも合わせて調理補助の仕事の将来性は高まっていると思われますので未経験でもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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